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令和2年度【事例Ⅳ】ふぞろい採点してみたよ

こんにちは。

 

令和2年度中小企業診断士2次試験【事例Ⅳ】ふぞろい採点をしました。

 

 

混乱を極めた令和2年度の事例Ⅳ。試験が終わった直後は足切り(40点以下)も十分にあり得るなという感覚。甘めに自己採点して、44点くらいかなと予想しました。しかし、実際の得点開示結果はA評価60点。良い意味で驚きの結果に、かなり得点調整されたのかなという印象をもちました。

 

当時の様子はこちらに書いています。

hitoribukatsu.hatenablog.com

  

それでは本題。

私の予想と得点開示の結果は15点以上開いてしまいましたが、ふぞろい採点だと何点になるのでしょうか。ふぞろいは「60点」にどくらい追従するのでしょうか。

 

 

第1問(1)【12点

回答

(1)

《優れた》棚卸資産回転率:3.91回

《劣った》売上高営業利益率:2.15%、負債比率:532.24%

加点ポイント

指標と数値ともに全て正解で12点。

 

第1問(2)【11点

回答

(2)

丁寧な顧客対応の評判が高く効率性が優れる一方で販管費増加で収益性は劣る。固定資産購入を借入金で賄っているため安全性が劣る。

加点ポイント

顧客対応の評判が高く(3点)効率性が優れる(1点)

顧客対応(1点)販管費増加(2点)収益性が低い(1点)

借入金で賄っている(2点)安全性が劣る(1点)

 【コメント】

・「顧客対応が販管費増加」にかかっているように書いたつもりですが、改めて読むと文章的に伝わるかは微妙です。

・同業他社との比較なのに販管費「増加」という過去との対比で書くのはおかしいので2点で換算します。

・「固定資産購入を借入金で賄っている」は微妙な表現なので、これも2点で換算します。

 

第2問(1)【15点

回答

売上高70百万円まで 変動費率39÷60=0.65

売上高70-(70×0.65)-28=△3.5

売上高70百万円以降 変動費率=0.6

3.5÷(1-0.6)=8.75

よって70+8.75=78.75 

加点ポイント

CVPの理解(6点)、変動費率(4点)、答え(5点)

【コメント】

15点配点だったの!?…ということは、この問題を落としていたら完全に不合格だった。なにげに命運を分けた1問だったと感じる。。

 

第2問(2)【1点

回答

(a)空欄 ※計算過程は再現不能 (b)空欄 (c)空欄

加点ポイント

(a)で「現価係数」くらい書いたと思うので1点加点。

 

第3問(1)【2点

回答

(1)純損失16百万円を50百万円で買収するため固定資産に66百万円のれんとして計上する。

 

加点ポイント

のれん(2点)

【コメント】

何度見ても意味不明で恥ずかしい回答。傷口がえぐられる。

 

第3問(2)【3点

回答

(2)E社について事前に十分な調査を行い買収後に問題が発覚しないよう努める、既存事業とシナジーが発揮できるか確認しておく。

加点ポイント 

十分な調査(1点)、シナジー(2点)

 【コメント】

本筋ではない回答に終始。横道で部分点が取れた。  

 

第4問(1)【12点

回答

(1)(a)4.31%(b)2.55%

加点ポイント

正答(6点×2)12点

【コメント】

この問題が正解できて良かった。

 

第4問(2)【 0点

回答

(2)5.87%

加点ポイント

なし

【コメント】

正答率が1%とかなので解けなくて良い問題ですね。

 

第4問(3)【 0点

回答

(3)(a)財務面しか反映されていない業績評価になっている。

   (b)他業務とのシナジー等を考慮する。

加点ポイント

なし

 【コメント】

ぼんやりした不明瞭な解答で、ふぞろいでの加点ポイントはありませんでしたが、LECの採点では「Good」評価をもらえていたので、aとbともに1点くらい加点された可能性はあります。

 

 

 

 

結果!

ふぞろい採点56点でした。

得点開示60点に対し56点でしたので、私が予想した44点よりもかなり実態に迫ってますね。第4問(3)等、記述問題で数点の加点があったとすると、さらに近づきます。さすが「ふぞろい」です!

 

 

 

おまけ:勝因の所感

本筋とは逸れますが、今回のふぞろい採点をもとにA評価が取れた要因をちょっと考えました。

 

①「自分が解けるレベル」かつ「高配点」の問題を落とさなかった

試験後に「これは解けたな」と自信があった問題は、第1問の経営分析第2問(1)CVPだけでしたが、ここだけで38点分取れたのが大きかったです。また、割と基礎的な問題の第4問(1)も正解し、こちらでも12点取ることができました。これ等を合わせて52点配点中の50を確保し、足切りを回避できました。

一番の勝因は、自分のレベルで解ける比較的容易な問題、かつ、配点の高い問題を落とさなかったことだと思っています。試験では、冷静になって、確実に正解を取りにいく問題を選択できれば、大きく勝てなくても、負ける確率はかなり下げられるのかなと思いました。

 

②最後まであきらめなかった

残りの48点分では、悲しいですが僅か10点(ふぞろい採点では6点)しか取れていません。ですが、この10点に受験生の本気が表れる気がします。分からなくても気力で振り絞ってなんか書く、ポエムになってもいいから書く、というのは鉄則です。自分の第3問や第4問の記述は、今見ても「なに言ってんだ、こいつ」と思う恥ずかしい回答ではありますが、そこでの部分点が積み重なって、結果的にギリA評価になりました。試験も終盤。疲れ切って諦めたくなる気持ちが芽生える夕暮れに、安西先生の名言を思い出しましょう。

 

最後まで 希望を捨てちゃいかん

あきらめたら そこで試合終了だよ

 

あ~試験楽しかったな!!

 

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