いそいそと1人部活

己を知る取り組みとしてのブログ

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令和2年度【事例Ⅱ】振り返り

こんにちは。

会社の昼休みの時間が空いたので、今年の受験の記録を残したいと思います。※昼休みでは終わらず、家に持ち帰りになりました。

※後日追記:得点開示の結果、事例Ⅱは「69点」でした。

 

試験問題はMMC様にて公開されています。

www.mmc-web.net

 

 

試験前

事例Ⅰ終わったところでもの凄い疲労感。なにより部屋の明かりが暗くて目がきつい。手元が影になるのも地味にきつい。試験時間後半になると字がぼやけて頭に入ってこない。目薬を持ってくるのを忘れたので休憩時間に買いに出る。ドラッグストアを探そうと思ったら、大学に隣接するコンビニで目薬売ってた。助かった。 

 

 

試験開始

今年もSWOTか。設問は割と解きやすそう。以下、解答作成順。

 

第2問【予想21点】

一社に依存しないよう取引先を増やして経営リスクを下げる。具体的には、X島でハーブを食べる風習を活かし、食料品加工メーカーと連携して健康・長寿志向の高齢者をターゲットとした商品開発をし、取引先を拡張する。

 

試験開始30分頃にこの問題が30点も配点があると気づきビビる。集中力のあるうちに解こうと思う。

「取引先を拡張して経営リスクを下げる」がシンプルな答えだと思うが、それだけではないはず。それ以外に何を書けばよいのかを考える。設問文には、ハーブY(既存製品)の新しい取引先、新しいターゲットを獲得したいとあるので、具体的にそれについて書いていこうと決める。

Z社との製品のターゲットは【アンチエイジング志向の30~40代女性】である。それ以外にターゲット層になりそうな人達を与件文から探す。高齢者がハーブYをおひたしにして食べてる、消費者の健康志向を背景〜、といった言葉が目に飛び込んでくる。もうこれしかないと半ば盲目的に走る。新しいターゲットは【健康・長寿志向の高齢者】で、取引先は【食品加工メーカー】。サラサラと解答が出来上がり、今回の試験で一番楽しかった。

 

(事後録)離島フェアでの失敗の中に「健康食品」「食品(乾麺や焼き菓子)」も含まれているから、自分の解答はどうなんだ。離島フェアでの失敗の原因は、低い知名度とBtoCだからということで良いのか。ならば、自分の解答は、BtoB向けで知名度関係なくて、食品加工といっても漬物みたいなカテゴリーでして、、、。こうやって説明している時点できついな。

いや、よくよく設問読むと「ハーブYの乾燥粉末」の活用であり「ハーブY」ではない。漬物無理ですやん。粉末使った食品は失敗しているから、やってしまったかも。もはや何が正解か分からない。様々な取引先、様々なターゲットを書けば良かったのか。

 

第3問(1)【予想5点】

既存のハーブを用いて安眠を求める都市圏在住の20代から50代の女性層のニーズに応えて新市場開拓に成功。

 

設問文読んで、市場浸透・新製品開発・新市場開拓・多角化とメモする。与件文を読んでも、どれに該当するか良く分からない。知識があいまいで判別ができない。

製品面で考えると、ハーブを使っているから既存製品なのか、ハーブティーは新製品なのか。市場面で考えると、女性や健康という大枠で考えれば既存市場だし、年齢層や顧客が求める効果で考えれば新規市場とも言えるような。悩ましい。悩んでる時間がないので、自分なりの理由を押しつけがましく添えて「新市場開拓」とした。

 

(事後録)調べてみると、新製品開発戦略は、新しい機能やサービスを付け加える、色や大きさなどが異なる追加機種を開発することを指すらしい。ということは製品に関しては「新製品開発」が該当するのか。顧客はどちらともとれるような気がする。お情けで5点くらい欲しい。※チャネルもBtoCとBtoBで異なるという意見もあり、なるほどと思う。

 

第3問(2)【予想14点】

施策は①HP上で顧客からハーブに対するニーズやアイデアを募集し、商品化や改良に活かす。②商品の開発状況やハーブの成長、X島の様子をSNS等で定期的に発信し、顧客からのコメントには丁寧に返信をする。

 

余白に、双方向、参加とメモする。問われているのはコミュニケーション戦略で、おそらく点を取らなくてはいけない問題。

ニーズを収集して商品開発的な観点以外、ろくに思い浮かばず。情報発信だけでは参加型とは言えないので、苦肉の策として「定期的に」を付けて関係性を維持するようなニュアンスを、「コメントに丁寧に返信する」と付けて無理やり双方向性のニュアンスを出した。大丈夫だろうか。

 

 

第4問【予想14点】

ハーブ工場の見学ツアーを企画する。①ハーブYが島に自生していたことや高品質・安全性の高さを社長自ら説明を行う、②製造工程説明後に新鮮なハーブを味わう体験を用意することで、関係性強化しファン化する。

 

既存顧客との関係性強化の頻出テーマで、これも点を取らなくてはいけない問題。余白に体験・接触とメモする。

純粋なX島観光がNGなので、ベタな「工場見学」を主軸にすると決める。「社長自ら説明を行う」としたのは、Z社をも虜にしたB社社長の強い思いを顧客に直接ぶつけるべきと思ったから。「新鮮なハーブを味わう体験」というのはその工場に行かないとできない体験なので希少価値が高いはず。

 

第1問【予想14点】

<S>

高品質かつ無農薬で安全性の高いハーブが新鮮な内に加工でき、島の顔と認知されている。

<W>

少子高齢化や耕作放棄地の問題等でX島の活力が低下、売上をX社に依存している。

<O>

ヘルスケアに高い関心のある人に注目されている、安眠効果のハーブが支持されている。

<T>

Z社との取引量減少傾向、ヘルスケア市場の競争激化。

 

残り時間が少なく眼精疲労もあり、メモを書き写すような雑な対応になってしまった。

強みで書いた「島の顔」は機会で、その代わりに「Z社との取引関係」を強みとすべきだった。弱みで書いた「X島の活力低下」は脅威で、「ハーブとX島の知名度が低い」を弱みにすべきだった。今年のSWOTは昨年のものよりも、内部と外部の切り分けが難しかったと思う。

  

 

総評 【予想68点】

正解かどうかは置いておいて、一番悩ましいであろう第2問を早々に片付けられたのは大きかったと思います。

一方で「自社製品開発の成功」と「X島の活性化」というB社の課題解決についてうまく対応できませんでした。

自社製品開発については、第2問で「オンラインサイトでの自社ブランドの販売強化」の視点があっても良かったのかな。

X島の活性化については、第4問で「農耕体験」を書いている人がいて、耕作放棄地の対策にもなるし、収穫して郷土料理を作って食べたら島民との交流もできるし、ハーブYへの愛着も深まるし、企画したB社へのロイヤリティも高まるしで、最高だ。模範解答はそれだなと思いました。

 

 

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