(タイトルは自分への戒めとして)
育児休暇中の私は、3月に中小企業診断士の実務補修が終わってからというもの、まったり子育てする日々を過ごしています。
そんな毎日でも、子どもをあやすのに時間がかかるような時はけっこう暇だったりするので、何か物足りない気持ちが湧いてきます。何か有益な時間の使い方をしたいなと思い始めます。
そこで取ってしまいがちな行動は、本やWebから「良さそうな情報」を無作為に集めることです。
とくに最近は、子供をあやしながらでもインプット可能な動画(YouTube)での情報収集に余念がありません。「中田敦彦のYouTube大学」や「本要約チャンネル」「サラタメさん」の動画を流し見しています。最新の本の内容をわかりやすく、重要なエッセンスを紹介してくれるのでとても重宝しております。大好きです。
その中で『スマホ脳』という本の紹介がありました。
主張のエッセンスを抜き出すと、
人は本能的に新しいものが大好きで、スマホを見ていると「有益な情報があるかもしれない」という誘惑に強く惹きつけられる。
しかも、有益な情報はランダムに提供されるので、ギャンブル性をはらんでおり、スマホ中毒になる。そして、その依存性はパチンコよりも高い。
・・・「これ、自分じゃん」と思いました。
また、スマホでの情報の収集も、自分としては学びのつもりでしたが、良いこと知ったという一時の満足感を与えてくれる娯楽(快楽)に近いと知ったときの無念さといったらなかったです。
・・・スマホに限らずですが、自分が良いとしてきた「良さそうな情報の収集」の問題点を考えてみました。
自分の身になりにくい
良い情報に触れると、その時は「なるほど、ためになったな」とは思うものの、大半はすぐに頭から抜けていってしまいます。「とりあえず」や「なんとなく」で集めた情報は、学びたい理由や意義が薄く、主体的に学ぶ意識も低いから、自分に留まりにくいと考えられます。
際限がない
また、良さそうな情報を集めるというのは、明確なゴールがありません。どこまでもいつまでも集められてしまうから、際限がありません。時間さえあれば、ひたすらにそれ等を入手しようとしてしまいます。気を付けないと自分の時間の大半をインプット(時間の消費)に使ってしまう危険性があります。
続く。