いそいそと1人部活

己を知る取り組みとしてのブログ

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2030年のメイン舞台はアフリカ。


通勤時間中にYoutube大学「超加速経済アフリカ」を見た。

www.youtube.com

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ケニアのモバイルマネーリープフロッグの話が特に面白かった。(※リープフロッグとは直訳で「カエル跳び」。基礎インフラ未整備な地域が、最先端技術の導入により一気に発展すること)

アフリカではM-Copaという中国製のスマホがインフラとして普及している。そのスマホはなんと23,000円という安さで、現地の人は毎日50円ずつ払う分割払いで購入している。

そのスマホを使用したM-Pesaというサービスも普及しており、それがすごい。スマホ一つで、モバイル決済、送金、現金化、ローンといったフルバンク・サービスができるので、もはや「銀行」という枠組みが要らない。※銀行の役割をスマホのキャリア会社(日本でいえばdocomoとか)が飲みこんでいるということ。

スマホ内に蓄積された取引実績で、その人に対する信用度が判断できるからローンが組めるとかってすごい。

また、M-Pesaではマイナンバーと紐付けることで、銀行口座も不要なのも革新的。ケニアのホームレスは、空き缶ではなく、自分のマイナンバーを掲示して立っている。

こういったテクノロジーの進歩は、日本のような先進国の場合、すでに銀行が確立しているので、既得権益を持つ人たちも多く、なかなか進まないのが現状。

 

この2030年代にメイン舞台となるアフリカに対して、莫大な投資をして利権を着実に確保していく中国と、規制が整っていないアフリカでテクノロジーの検証を進めるアメリカなど、強国のポジション争いも興味深い。

他にも知らない面白い話題が沢山あったので、私的にオススメの動画です。

 

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アフリカの人たちの平均年齢が「19歳」というのも驚き。