こんにちは。
早いもので6月30日、2020年度の四半期が終わろうとしています。この四半期は緊急事態宣言が出され、活動自粛が広がり、普段の生活やビジネスが激変した3ヶ月間でしたね。
私の勤める会社もコロナ禍の影響により、全体の売上が伸び悩んでいます。成長を続けてきた弊社の看板商品も、今年度に入ってからは売上が減少し、苦戦を強いられています。
ただそんな中でも、昨対比を大きく超えている商品群もあります。その商品は、近年売上の減少が続いていましたが、コロナ禍によるライフスタイルの変化により、その商品の必要性が再認識され、需要が伸びています。品番によっては昨年の2倍くらい売れているものもあります。
普段振るわない事業が有事の時に力を発揮するのは、株式投資の世界における債権に似てますね。事業を複数持つ事で全体のリスクを下げる「リスク分散」の良い例です。
惜しいのは、元々の売上がそこまで大きい商品群ではないので、全体の収益のマイナスを大きく補填できた訳ではないことです。
しかし、このコロナ禍で軒並み売上が減少している中で、一つでも大きく売上目標を達成しているものがあるという事実は、組織を勇気づけると思いました。
対象製品の追加生産に追われて生産関連の部門は大変ですけど、会社には部分的に活力が生まれているような気がします。私も増産対応のために今日は工場に走りました。工場で働く方々も、生産している商品が今の社会に必要とされているものということで、意識高く作業しているように見えました。
リスク分散は収益のマイナスをバランスする効果だけでなく、モチベーション維持向上にも効果があるのかな、と思いました。※診断士の試験に書いたら×でしょうけど。