いそいそと1人部活

己を知る取り組みとしてのブログ

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吉井和哉『Dragon head Miracle tour 2008』

Dragon head Miracle tourはライブハウス巡りのツアーとのことで、今回の映像作品はZepp Tokyoでのライブのもの。

LIVE LIVE LIVE三部作のラスト!

Do The Flipping

Biri

サイキックNo.9

HOLD ME TIGHT

ルーザー

I Love You Baby

 

『LIVE LIVE LIVE』に収録されている3つのライブ全てで「Do The Flipping」「Biri」の2曲でスタート。やってる方も見てる方も板についた感がある。ライブハウスが揺れている。からの「サイキックNo.9」ドラムが良いな。もっと上げてくぞとバンドのケツを叩くようなスネアの音が気持ち良い。「HOLD ME TIGHT」は元々早い曲だけどさらにテンポアップしてる。ライブ映像で見るの4回目だけど今回が一番良かった気がする。これもドラムが良い。「I Love You Baby」はライブハウスで映える。ドラマー本当に気持ち良さそうに叩くな。というか、このドラマー<ジョシュ・フリーズ>の実績がすごい。オフスプ、ガンズ、アブリルラヴィーン、ウィーザー、そして最近フーファイターズの正式メンバーになったと。B’zや浜崎あゆみといった日本のアーティストからも人気あるし、売れっ子過ぎてやばい。名実ともにすごい。以降はジョシュ様と呼ぶ。

 

BLOWN UP CHILDREN

人それぞれのマイウェイ

黄金バッド

 

吉井和哉がアコギを持って、お「NAI」やるのか?…やらんのかい。まさかの「球根」か?…やらんのかい。結局「ワセドン3」か?…やらんのかい。というファンを惑わせるギターリフ漫談を披露してから「BLOWN UP CHILDREN」。一旦クールダウンしてからの「人それぞれのマイウェイ」。アウトロになだれ込む最後の歌のとこ、ジョシュ様のタム回しやばい。そこからの後奏が上がる。そしてまちに待った「黄金バッド」。この曲はこの辺りの曲順(中盤)でやってくれた方が持ち味が生きる気がする。アウトロに入る前に口角を一瞬上げる吉井和哉が渋い。そこからドラムフィルの連発。まぁかっけぇこと…。息をのむ。黄色い照明に照らされたジョシュ様は神々しさある。千手観音だ。

 

ALL BY LOVE

I WANT YOU I NEED YOU

Pain

FOR ME NOW

マンチー

WEEKENDER

シュレッダー

 

「I WANT YOU I NEED YOU」「Pain」の疾走感。ここでもジョシュ様のドラムは最高、ロックの心臓はドラムだと確信する。「マンチー」で客先とのコールアンドレスポンスの最後に気張る吉井和哉も負けずにかっけぇ。『GENIUS INDIAN TOUR 2007』ファイナルのときと比べて、4thアルバムの曲達の個性がより爆発するようになってる。4カ月で良く化けたものだ。「WEEKENDER」で最高にハッピーな瞬間を迎える。このまま終わっても良いくらい見応えと充実感ある後半のセトリだ。「シュレッダー」の落差にちょっとついていけなかった。

 

TALI

CALL ME

見てないようで見てる

Shine and Eternity

 

アンコールの4曲。見てないようで見てるの光景はまさにライブハウス。「Shine and Eternity」で大団円的に終わるのは悪くない。

 

エピローグ(感想や調べもの)

ジョシュ様の実力を魅せつけてくれたライブ。激しく心地よい抜け感のあるドラムを浴びまくる快感を得る。なのでオススメ、パンキッシュな「サイキックNo.9」「HOLD ME TIGHT」「黄金バッド」「I WANT YOU I NEED YOU」「Pain」「WEEKENDER」あたりになるかな。

『LIVE LIVE LIVE』付属のドキュメンタリーも少し見た。「ジョシュと演奏してみてどうか」という問いをメンバーにしていた。吉井和哉は「ジョシュのドラムが鳴るだけでテンション上がる、こんなの始めて」的なことを言っていた。やはり世界的な奏者と吉井和哉達のケミストリーを味わうのが本作の醍醐味だ。ライブ後の打ち上げではお酒飲めないジュリアンが一番はじけている。人を好きになるとLIVEも倍楽しめるようになるよね。

本ライブはライブCDも出ているので聞いてみた。「黄金バッド」の演奏終了後に「ジョシュ~!」と歓声が上がっているのが聞こえて、だよなと思った。