いそいそと1人部活

己を知る取り組みとしてのブログ

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吉井和哉『YOSHII BUDOKAN 2007』

12/28買った!

これでYOSHII BUDOKAN 2007は、『LIVE LIVE LIVE』と『12/28』の2つで持っている。前者はDVDで後者はBlu-ray。Blu-rayはきれいだな。『LIVE LIVE LIVE』のDVDと見比べたけど結構違う。解像度が上がって、その分だけ生々しさが上がった。現場にいる感じすらある。今回の視聴にあたっては前回の『GENIUS INDIAN TOUR』の時とは違い、ちゃんと4thアルバムを聞きこんでから見ている。

 

Do The Flipping

Biri

I WANT YOU I NEED YOU

HOLD ME TIGHT

ルーザー

黄金バッド

Tactics

 

「Do The Flipping」「Biri」とニューアルバムの1・2曲目のあと、アップテンポの「I WANT YOU I NEED YOU」がここで来て「HOLD ME TIGHT」「ルーザー」「黄金バッド」。3rdアルバムと4thアルバムから3曲ずつ混ぜ込んだ序盤、3rdと4thの対決みたいで面白い。そして、お馴染みのジャムセッションから「Tactics」。吉井和哉ソロで聴くTHE YELLOW MONKEYの曲は希少性が高まってより良く聴こえるってのはあると思います。

この日のライブにはステージ後方にもお客さんがびっしりと入っている。その後方を向いて「ご機嫌なブギーをやろうかな」と言って始めたのが、

 

ワセドン3

 

イントロを弾き始めて歓声というかどよめき(笑い声?)があがる。表拍で手拍子させて謎のノリを生み出し「みんなに死んだらいいなと思われるぅ〜」と歌う。シュールすぎる。これをこの大舞台でやる度胸よ。笑 観ているこっちが心配になる。本人もちょっと笑ってる。この日の吉井和哉はリラックスしているな。MCにも間があって、観客のリアクションを楽しんでいる感じがある。昨日はスピッツの草野マサムネがゲスト出演して「大都会」をデュエットしたようだが、今日はゲストなしでバンドメンバーで奏でる。

 

大都会

 

これはめちゃ笑った。ギターの日下部"Burny"正則氏がこんなに歌えるのかと。歌う度に歓声が上がる。笑 吉井和哉の煽り方含めてめちゃ楽しめた。客席もたくさん拍手してた。日下部さんはソロアルバムを出されているくらいのキャリアの持ち主だし当然にすごい人なのだ。ベースの三浦淳悟さんもペトロールズの方だし、バックのメンバーはあなどれない。

 

HELP!

カナリヤ

NATURALLY

HIKARETA

マンチー

 

ビートルズのカバー「HELP」をしっとり聞かせて「カナリア」。この素晴らしい選曲よ。イエモン後期の曲を積極的にやってくれるのはありがたい。そして続く「NATURALLY」この流れでこの曲は恐ろしいまでにぴったりハマっていた。正直この曲を過小評価してた。『WHITE ROOM』の曲群の中にこんな素晴らしい曲も存在してていたのだな。聞き込みが足りていなかった。「HIKARETA」メジャーキーの曲が続く。こういう曲聴くと、吉井和哉から暗い憑きものがとれた感じがするな。

 

シュレッダー

バラ色の日々

WEEKENDER

FINAL COUNTDOWN

 

「今年も色んなことがあった人いたと思いますけど、いつまでもクヨクヨしててもしょうがないですし、一緒にね…」と言い「シュレッダー」前回はあまり印象に残らなかったけど、深みがある、スケールが大きくなった、涙ぐんでいるように見えた。続く「バラ色の日々」「WEEKENDER」「FINAL COUNTDOWN」でハッピーに本編を終える。

 

 

 

TALI

SO YOUNG

BELIEVE

バッカ

トブヨウニ

 

アンコールは今回もピアノとアコースティック。ここで「TALI」。昨年も良かったけど、今回も素晴らしい、歌詞とメロディの奥から感情が浮かび上がってくる。そのまま名曲「SO YOUNG」にさりげなく入る。静かな驚きと喜びと共にただただ魅入る。「BELIEVE」「バッカ」吉井和哉の名曲が続く。曲のクオリティが全然枯れていない。すごいよ。ラストは「Shine and Eternity」か「雨雲」を予想してたけど「トブヨウニ」!これまた嬉しいチョイスだった。

 

エピローグ(感想や調べもの)

吉井武道館2007、今回も良かった。緩急があって楽しみやすかった。「ワセドン3」から「NATURALLY」辺りの”緩”の部分が個人的に一番美味しく感じたかな。このライブに関しては「20GO」「CALL ME」といいた重たい定番曲がなかったことがライブ全体に心地よい軽さを与えていたかな。この日のライブを見ると、2006年の吉井武道館では伝説のライブにするっていう気負いが相当あったんだなと振り返ることができる。

あと、日下部氏をとても好きになった。ギタープレーだけでなく笑顔やリアクションも素敵だった。15年以上前にこんなに素晴らしい時間があったのかと、2024年の今思うのだった。