いそいそと1人部活

己を知る取り組みとしてのブログ

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吉井和哉『Dragon head Miracle tour 2008』

Dragon head Miracle tourはライブハウス巡りのツアーとのことで、今回の映像作品はZepp Tokyoでのライブのもの。

LIVE LIVE LIVE三部作のラスト!

Do The Flipping

Biri

サイキックNo.9

HOLD ME TIGHT

ルーザー

I Love You Baby

 

『LIVE LIVE LIVE』に収録されている3つのライブ全てで「Do The Flipping」「Biri」の2曲でスタート。やってる方も見てる方も板についた感がある。ライブハウスが揺れている。からの「サイキックNo.9」ドラムが良いな。もっと上げてくぞとバンドのケツを叩くようなスネアの音が気持ち良い。「HOLD ME TIGHT」は元々早い曲だけどさらにテンポアップしてる。ライブ映像で見るの4回目だけど今回が一番良かった気がする。これもドラムが良い。「I Love You Baby」はライブハウスで映える。ドラマー本当に気持ち良さそうに叩くな。というか、このドラマー<ジョシュ・フリーズ>の実績がすごい。オフスプ、ガンズ、アブリルラヴィーン、ウィーザー、そして最近フーファイターズの正式メンバーになったと。B’zや浜崎あゆみといった日本のアーティストからも人気あるし、売れっ子過ぎてやばい。名実ともにすごい。以降はジョシュ様と呼ぶ。

 

BLOWN UP CHILDREN

人それぞれのマイウェイ

黄金バッド

 

吉井和哉がアコギを持って、お「NAI」やるのか?…やらんのかい。まさかの「球根」か?…やらんのかい。結局「ワセドン3」か?…やらんのかい。というファンを惑わせるギターリフ漫談を披露してから「BLOWN UP CHILDREN」。一旦クールダウンしてからの「人それぞれのマイウェイ」。アウトロになだれ込む最後の歌のとこ、ジョシュ様のタム回しやばい。そこからの後奏が上がる。そしてまちに待った「黄金バッド」。この曲はこの辺りの曲順(中盤)でやってくれた方が持ち味が生きる気がする。アウトロに入る前に口角を一瞬上げる吉井和哉が渋い。そこからドラムフィルの連発。まぁかっけぇこと…。息をのむ。黄色い照明に照らされたジョシュ様は神々しさある。千手観音だ。

 

ALL BY LOVE

I WANT YOU I NEED YOU

Pain

FOR ME NOW

マンチー

WEEKENDER

シュレッダー

 

「I WANT YOU I NEED YOU」「Pain」の疾走感。ここでもジョシュ様のドラムは最高、ロックの心臓はドラムだと確信する。「マンチー」で客先とのコールアンドレスポンスの最後に気張る吉井和哉も負けずにかっけぇ。『GENIUS INDIAN TOUR 2007』ファイナルのときと比べて、4thアルバムの曲達の個性がより爆発するようになってる。4カ月で良く化けたものだ。「WEEKENDER」で最高にハッピーな瞬間を迎える。このまま終わっても良いくらい見応えと充実感ある後半のセトリだ。「シュレッダー」の落差にちょっとついていけなかった。

 

TALI

CALL ME

見てないようで見てる

Shine and Eternity

 

アンコールの4曲。見てないようで見てるの光景はまさにライブハウス。「Shine and Eternity」で大団円的に終わるのは悪くない。

 

エピローグ(感想や調べもの)

ジョシュ様の実力を魅せつけてくれたライブ。激しく心地よい抜け感のあるドラムを浴びまくる快感を得る。なのでオススメ、パンキッシュな「サイキックNo.9」「HOLD ME TIGHT」「黄金バッド」「I WANT YOU I NEED YOU」「Pain」「WEEKENDER」あたりになるかな。

『LIVE LIVE LIVE』付属のドキュメンタリーも少し見た。「ジョシュと演奏してみてどうか」という問いをメンバーにしていた。吉井和哉は「ジョシュのドラムが鳴るだけでテンション上がる、こんなの始めて」的なことを言っていた。やはり世界的な奏者と吉井和哉達のケミストリーを味わうのが本作の醍醐味だ。ライブ後の打ち上げではお酒飲めないジュリアンが一番はじけている。人を好きになるとLIVEも倍楽しめるようになるよね。

本ライブはライブCDも出ているので聞いてみた。「黄金バッド」の演奏終了後に「ジョシュ~!」と歓声が上がっているのが聞こえて、だよなと思った。

 

 

吉井和哉『YOSHII BUDOKAN 2007』

12/28買った!

これでYOSHII BUDOKAN 2007は、『LIVE LIVE LIVE』と『12/28』の2つで持っている。前者はDVDで後者はBlu-ray。Blu-rayはきれいだな。『LIVE LIVE LIVE』のDVDと見比べたけど結構違う。解像度が上がって、その分だけ生々しさが上がった。現場にいる感じすらある。今回の視聴にあたっては前回の『GENIUS INDIAN TOUR』の時とは違い、ちゃんと4thアルバムを聞きこんでから見ている。

 

Do The Flipping

Biri

I WANT YOU I NEED YOU

HOLD ME TIGHT

ルーザー

黄金バッド

Tactics

 

「Do The Flipping」「Biri」とニューアルバムの1・2曲目のあと、アップテンポの「I WANT YOU I NEED YOU」がここで来て「HOLD ME TIGHT」「ルーザー」「黄金バッド」。3rdアルバムと4thアルバムから3曲ずつ混ぜ込んだ序盤、3rdと4thの対決みたいで面白い。そして、お馴染みのジャムセッションから「Tactics」。吉井和哉ソロで聴くTHE YELLOW MONKEYの曲は希少性が高まってより良く聴こえるってのはあると思います。

この日のライブにはステージ後方にもお客さんがびっしりと入っている。その後方を向いて「ご機嫌なブギーをやろうかな」と言って始めたのが、

 

ワセドン3

 

イントロを弾き始めて歓声というかどよめき(笑い声?)があがる。表拍で手拍子させて謎のノリを生み出し「みんなに死んだらいいなと思われるぅ〜」と歌う。シュールすぎる。これをこの大舞台でやる度胸よ。笑 観ているこっちが心配になる。本人もちょっと笑ってる。この日の吉井和哉はリラックスしているな。MCにも間があって、観客のリアクションを楽しんでいる感じがある。昨日はスピッツの草野マサムネがゲスト出演して「大都会」をデュエットしたようだが、今日はゲストなしでバンドメンバーで奏でる。

 

大都会

 

これはめちゃ笑った。ギターの日下部"Burny"正則氏がこんなに歌えるのかと。歌う度に歓声が上がる。笑 吉井和哉の煽り方含めてめちゃ楽しめた。客席もたくさん拍手してた。日下部さんはソロアルバムを出されているくらいのキャリアの持ち主だし当然にすごい人なのだ。ベースの三浦淳悟さんもペトロールズの方だし、バックのメンバーはあなどれない。

 

HELP!

カナリヤ

NATURALLY

HIKARETA

マンチー

 

ビートルズのカバー「HELP」をしっとり聞かせて「カナリア」。この素晴らしい選曲よ。イエモン後期の曲を積極的にやってくれるのはありがたい。そして続く「NATURALLY」この流れでこの曲は恐ろしいまでにぴったりハマっていた。正直この曲を過小評価してた。『WHITE ROOM』の曲群の中にこんな素晴らしい曲も存在してていたのだな。聞き込みが足りていなかった。「HIKARETA」メジャーキーの曲が続く。こういう曲聴くと、吉井和哉から暗い憑きものがとれた感じがするな。

 

シュレッダー

バラ色の日々

WEEKENDER

FINAL COUNTDOWN

 

「今年も色んなことがあった人いたと思いますけど、いつまでもクヨクヨしててもしょうがないですし、一緒にね…」と言い「シュレッダー」前回はあまり印象に残らなかったけど、深みがある、スケールが大きくなった、涙ぐんでいるように見えた。続く「バラ色の日々」「WEEKENDER」「FINAL COUNTDOWN」でハッピーに本編を終える。

 

 

 

TALI

SO YOUNG

BELIEVE

バッカ

トブヨウニ

 

アンコールは今回もピアノとアコースティック。ここで「TALI」。昨年も良かったけど、今回も素晴らしい、歌詞とメロディの奥から感情が浮かび上がってくる。そのまま名曲「SO YOUNG」にさりげなく入る。静かな驚きと喜びと共にただただ魅入る。「BELIEVE」「バッカ」吉井和哉の名曲が続く。曲のクオリティが全然枯れていない。すごいよ。ラストは「Shine and Eternity」か「雨雲」を予想してたけど「トブヨウニ」!これまた嬉しいチョイスだった。

 

エピローグ(感想や調べもの)

吉井武道館2007、今回も良かった。緩急があって楽しみやすかった。「ワセドン3」から「NATURALLY」辺りの”緩”の部分が個人的に一番美味しく感じたかな。このライブに関しては「20GO」「CALL ME」といいた重たい定番曲がなかったことがライブ全体に心地よい軽さを与えていたかな。この日のライブを見ると、2006年の吉井武道館では伝説のライブにするっていう気負いが相当あったんだなと振り返ることができる。

あと、日下部氏をとても好きになった。ギタープレーだけでなく笑顔やリアクションも素敵だった。15年以上前にこんなに素晴らしい時間があったのかと、2024年の今思うのだった。

 

 

吉井和哉『GENIUS INDIAN TOUR 2007』

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吉井和哉の『LIVE LIVE LIVE』を買った。DVD4枚組(ライブ3枚、ドキュメンタリ1枚)という大作。フリマアプリのおかげで手軽にお手頃価格で手に入れられてありがたい。今回は本ツアー前にリリースされた『Hummingbird in Forest of Space』は聞かずに(予習せずに)観る。※セトリも極力見ないようにして観ている。その方が驚きがあって楽しいよね。

 

「Do The Flipping」で暗くアンダーグラウンドな雰囲気から始まる。ステージには幕がかかっていて吉井和哉の顔は見えない。あえて映していない感じの演出。2曲目「Biri」では幕が落ちる。ちょっと陰のあるダンスナンバーでオーディエンスものってくる。サビの歌詞は何言ってるのかと調べたら、

あんパーティ あんあんパーティ

あんパーティ あんあんパンティ

あん何? あんあん何?

あん何? あんあん何?

笑。意味わかんなさすぎて好き。こういう感覚的っぽい表現は面白い。他人から見たら何だか分からないミステリアスな部分を作品に残すのって大事よな。

3曲目で早くも前作の代表曲「WEEKENDER」を投下。“遠回りしても良かったと言える大人になりたい” と、伸びやかな歌いあげてきてメッセージがすごく入ってくる。6曲目「SIDE BY SIDE」も伸び伸びと歌ってて聴いていて気持ちいい。本作は歌に耳がいく気がするな。

8曲目「ワセドン3」という謎曲。けっこう好き。前作『39108』の「ポジネガマン」的なポジションの曲と思われる。こういう曲をライブで演るのは、前作のツアーで「ポジネガマン」だけ演奏されなかった哀悼の意を含んでいると勝手に勘ぐる。アコギと歌がメインなので、“両親が共働きでいないのかい?“といっったような特徴的な歌詞が届いてきすぎる。

「聖なる海とサンシャイン」イントロのギターリフが改めて良いな。歌も良い。一緒に歌いたくなる。歌謡曲の血がだくだくと流れている。続いて、この聞き覚えのあるイントロは何だっけと思ったら「I WANT YOU I NEED YOU」だ。かなりテンポアップされていて雰囲気が変わっている。奇抜さは薄れ、ロック味が増している。このアレンジも良い。メッセージもクソもない“I WANT YOU I NEED YOU”という記号化したワードのコールアンドレスポンスは、宗教感あっておもろい。

いかがわしい映像バックに「Pain」「マンチー」を放ち、なんか良く分からない空気感になった後に「Love Communication」で一気に注意を惹き戻す。THE YELLOW MONKEYの曲の差し込み方が今回も絶妙。「ALL BY LOVE」「BLACK COCK'S HORSE」あたりのソロ佳曲の並びも良い。MCで自分への応援歌として「Winner」を歌い、「Shine and Eternity」でハッピーな感じで締め。

アンコールで、ピアノと歌だけの「バッカ」めちゃいいわ。これと「BEAUTIFUL」は日本名曲100選に入れて欲しい。最後の「雨雲」も良かった。ディナーショーみたい。エンドロール感のある良い感じのチルだ。スッキリした気持ちで帰れそう。

 

エピローグ(感想や調べもの)

「WEEKENDER」「SIDE BY SIDE」あたりが個人的には良かったかな。(あと、吉井和哉の化粧がやけに濃いなと思った。)『Hummingbird in Forest of Space』からの曲はほとんど知らないで観たので、アルバムを聞き込んだら感じ方が変わってくるかな。多少聞き込んでから次の『YOSHII BUDOKAN 2007』は見てみよう。

ちなみに、元のセトリからは3曲カット。オアシス「Don't look back in anger」とローリングストーンズ「Let's Spend The Night Together」のカバーと「SWEET CANDY RAIN」がカットされた。カットは寂しいが、1時間半程度で観終わるのはライブDVDの長さとしてはちょうど良い気がする。長いライブで本編とアンコールでDVDが2枚に分かれると入れ替えるののはだるいしね。

 

 

 

吉井和哉『THANK YOU YOSHII KAZUYA Live At Budokan』

 

『THANK YOU YOSHII KAZUYA Live At Budokan』発売:2007年4月4日

観ます!

 

1.I WANT YOU I NEED YOU

2.LIVING TIME

3.HOLD ME TIGHT

4。人それぞれのマイウェイ

5。LONELY

6。黄金バッド

 

KREVAの映像から、「I WANT YOU I NEED YOU」での登場はテンション上がる。奇天烈なシンセサウンドが、派手な赤いジャケットとサングラス、そして金色に染まった髪の吉井和哉の雰囲気にマッチしている。黒髪の吉井和哉を想像していたので金髪にはちょっと驚いた。次の「LIVING TIME」で早くもサングラスを外す。硬派な演奏でじりじりと会場の熱を上げていく。ギターの日下部さんのコーラスが素敵。続く「HOLD ME TIGHT」でアップテンポに駆け抜けて客を煽る。MCから「人それぞれのマイウェイ」「LONELY」で聴かせてきたか思えば、「黄金バッド」でまたエンジンをかける。押し引きがちょうど良い。6曲目まで最新アルバム『39108』の曲だけで通す。アルバムの曲順というわけではないのに、とても良い流れだ。

 

想像

現実


7.CALL ME

8.20 GO

9.Ziggy Stardust

10.SPARK

11.ALL BY LOVE

12.WEEKENDER

13.楽園

 

ここで「CALL ME」「20 GO」と1st、2ndの代表曲をはさみ、David Bowieのカバー「Ziggy Stardust」。往年のロックの名曲に歓声が送られる中、コート脱ぎ捨てて、本日1発目のTHE YELLOW MONKEYの曲「SPARK」を叩き込む。ギアが上がる。「ARE YOU READY TO SPARK?」かっけぇ。「永遠なんて1秒で決まる」と歌う吉井和哉の目がバキバキにキマってる。かっけぇ。ワウの効いたギターソロが抜群。さすが本家。かっけぇ。これはかなり良いスパーク。「WEEKENDER」も熱いし、その流れから「楽園」もってくるか。中盤の激熱の盛り上がり。

 

14.TALI

 

アコースティックギターを片手に「TALI」。淡々としたぶっきらぼうなダウンストロークで弾き語る。それに添える程度に加わるピアノ・・・このアレンジ、素晴らしすぎませんか。元の音源の壮大な感じも好きだけど、このちっぽけで、こじんまりとしたところから、少しだけ広がっていく感じ。素敵。こっちの方が原曲の核となっているイメージを体現しているんじゃないかな。とにかく良過ぎて、この曲がより好きになった。

 

15.BEAUTIFUL

16.バラ色の日々

17.LOVE LOVE SHOW

18.BLACK COCK'S HORSE

19.FINAL COUNTDOWN

 

アコギを抱えたまま名曲「BEAUTIFUL」を歌い、そして「バラ色の日々」。エマの弾くリフが艶っぽくて最高だ。今を肯定してくれる、背中を押してくれるような曲。こりゃ皆に愛されますわ。最後に「ありがとー!!」て叫ぶ吉井和哉も良い。最高に盛り上がったと思ったら「ブドーカーン! ブドーカーン! ラーブ! ラーブ! ショー!」は、ずるい。計点超えるわ。ここまでも緩急をつけながら何度も見せ場を作ってきたが、盛り上がりという意味ではここが山頂か。続く「BLACK COCK'S HORSE」はアレンジが変わって何の曲か分からなかったのも楽しいし、定番の「FINAL COUNTDOWN」で本編が締まる。吉井和哉が「伝説のライブになる」と言ってたけど、それを現実にする気概を感じるベストなセトリだし、パフォーマンスだった。

 

20.恋の花

21.パール

22.BELIEVE

 

ここからアンコールで、バラード中心のセットリスト。あの「パール」をピアノと歌のみで演奏。空間に吸い込まれていく歌声。別の曲みたいだ。こんな感じで聴かせてくるのも良いね。Cメロでミラーボール回して遊び心あるアレンジも楽しい。「BELIEVE」はしみじみ良い曲だな。もっと世に評価されて良い。この曲とか「トブヨウニ」とか少し抑えた曲が吉井和哉ソロの醍醐味なんだと最近わかった。

 

そして、最後に吉井和哉1人でアコギを持って出てきて「もう一曲やる!」そして「好きな場所で、好きな歌を歌う」と言い、イントロのコードストロークを始める。湧き上がる歓声、半信半疑などよめき。歌い始めて、さらに大きな歓声が上がる。目頭を押さえる客席の様子が映る。

 

23.JAM

 

THE YELLOW MONKEYの曲を解禁したけど、ついに「JAM」もやるんだなと。ファンは感慨深いよな。特別な思いで聞いただろう。涙を流す人、一緒に歌う人、温かく見守る人、客席の様子が映し出される。吉井和哉の顔のアップも何度も映し出される。吉井和哉の目が綺麗だった。歌い終え「サンキュー吉井和哉!」と言って舞台を去る吉井和哉。観ている人も充実感と満足感で「サンキュー吉井和哉!」と思うのだった。完

 

エピローグ(感想や調べもの)

前作のLIVE DVD『STILL ALIVE』より熱量を感じて、個人的にはかなり良かった。アンコールや「TALI」のアコースティックサイドも充実しているのもポイント高い。THE YELLOW MONKEYの曲が効果的に配置されていたし、『39108』の曲達も過去の名曲たちに負けじと奮闘していた。

 

ちなみに、演奏曲の出所を調べると、ソロ1stから3曲、2ndから2曲、カバーが1曲、THE YELLOW MONKEYから6曲。そして最新作『39108』から12曲中11曲を披露。最新アルバムの曲をここまでやるの結構すごくないか、自信作というのが良く分かる。(「ポジネガマン」…)

 

ちなみに(その2)、

前日27日の武道館のセトリとの違いを調べると、カバーが1曲増えて2曲(Paint It Black、And Your Bird Can Sing)になり、「楽園」「太陽が燃えている」に変更、そして「JAM」はなし。DVDのDisc2に27日の「And Your Bird Can Sing」「太陽が燃えている」を収録してくれていて、このサービス精神は嬉しい。

 

ちなみに(その3)、

ツアーのセトリを見ると「楽園」のところが「BURN」の日もあるみたい。12/28の年末公演のあとの4公演全部で「JAM」をやってる。そして、おそらく「ポジネガマン」はどの会場でもやってない。アンコールで「恋の花」の代わりに「ポジネガマン」の弾き語りに差し替えは…、ちょっと違うか。

 

 

The Rolling Stones『SHINE A LIGHT』ナイスガイ、バディガイ!

 

ストーンズ、この人達は何なんだろうな。ストーンズは偉大でフォロワーもたくさんいるのに、The Rolling Stonesの音はThe Rolling Stonesしか出せない。本当に唯一無二の存在だよね。

本日も断捨離を進めながらDVDを見ます。

『SHINE A LIGHT』

かさばるパッケージやおまけのTシャツは捨てちゃって、盤面しか持ってません

マーティン・スコセッシとストーンズのコラボでも注目された作品。

狭い劇場で演奏するストーンズ。勉強不足で認知していない曲ばかりだけど、グルーヴで聴かせてくれる。演奏は自由な感じ。各人の楽器のタッチが生々しく聞こえてくるのがストーンズらしい。

今さらだけど、ミック・ジャガーのリズム感めちゃいいな。リズム楽器のように、気持ち良いところに音をバシバシ当ててくる。生で聴くとミックの声はどんな風に響くのかな。観てみたいな。キース・リチャーズはギターを弾く時の気持ちよさそうな顔が良い。まさに円熟。キースのボーカル曲、これも全然知らなかったけど意外と良かった。

この作品はゲストがたくさん出てくるのが見どころの一つだ。ジャック・ホワイト、クリスティーナ・アギレラ、なども良いけど、重鎮バディ・ガイとのセッションが最も感動した。歌声がすごい。音程、リズム、声量、声のトーン、全てが間違いなかった。正解の歌声。圧倒的本物感。その体は歌うためにできているようだ。個人的にはミックが霞むくらいの歌だった。ギター演奏も当然に素晴らしい、メンバーとセッションする様もいい。1発でファンになったわ。(良く知らなくてすみませんでした・・・という感じ)

 

 

吉井和哉『STILL ALIVE』

 

「積読」ならぬ「積観」していたDVDの一つである『STILL ALIVE 〜YOSHII LOVINSON TOUR 2005 At The WHITE ROOM〜』(発売:2005年11月23日)。1年前くらいにTHE YELLOW MONKEYにハマった際に購入したが見ていなかった。

 

これを流しながら、夜な夜な断捨離をしていた。

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1曲目「20GO」なんかちょっと手探り感がある気がするな。MCも含めてちょっと内向きな印象。全体的に流して観てしまったからあまり印象に残っていないのだが、アルバム2枚だけでも曲のバラエティは結構あることは分かった。後半になってくると開けた感じになってくる。本編ラストには定番となっている「FINAL COUNTDOWN」もあるし。

 

「FINAL COUNTDOWN」といえば、2006年夏にロックインジャパンで見た吉井和哉を思い出す。当時の自分は最初のソロアルバム2枚をとりあえず聞いてます程度で、あまり熱心なファンではなかった。吉井和哉は黒いスーツを身にまとい、真面目に、アコギを弾いて淡々と歌ってた。繊細で内省的なロックスターといった印象を持った。これが初めて見た吉井和哉だったので、この時の印象が自分に強く焼き付いた。(※吉井和哉の前に氣志團とかビークルといったポップなバンドを見ていたので、シリアスな印象がより濃くなった。)終盤になって「LOVE LOVE SHOW」「バラ色の日々」をかましてくれて自分含めオーディエンスは大騒ぎ。イエモンの曲やるんだ(※1)という驚きとともに、とても楽しい時間だった。今改めてセットリストを見返したら11曲中5曲が当時新作の『39108』からやってたんだ。今度聞き直してみようと思う。

 

(※1)いつからTHE YELLOW MONKEY時代の曲をやるようになったのか調べると、

『TOUR 2006 ~MY FOOLISH HEART~』の最終公演(2006年2月28日大阪城ホール)にて、「カバー曲をやります」とTHE YELLOW MONKEYの“バラ色の日々”を演奏。それまでソロライブで封じられていたバンド名義のナンバーが解禁されたことはファンを熱狂に包むだけでなく、ソロ活動の自由度を増すトリガーにもなった。

なるほど。出典は以下リンク

https://kompass.cinra.net/article/202311-yoshiikazuya

 

Disc3の「トブヨウニ」のPVが良かった。フィルターがかかった映像の風合い。晴天のゴルフ場に茶色のセーターにベージュのパンツの出で立ちの吉井和哉。この一件すると何の変哲もない普通な光景のはずだが、異様に、シュールに見えてしまうのが吉井和哉なのではないか。この設定だけで引き込まれる。ゴルフボールを置いて、ゴルフクラブを握り「ゴルフできるのか…」と思わせて、下手くそなスイングを数回かますのはとても彼らしい。途中、飛行機が映り込むがこれは意図的なのか、偶然か、良い演出だ。そして、服を脱ぐのも良い。この数分の映像と音楽で、人生のなにかを象徴しているように感じる。漠然と感じる文学的なそれがなにかは分からないが、メッセージとしては、見栄をはったり着飾ったり無理したりしないで、もっと身軽に、みっともない自分でトブヨウニ生きていこうぜ、みたいな感じか。


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次に「CALL ME」のPVが始まる。さっきまでロン毛だったのが一気に短髪になるのは、曲の病み(闇)感含めてマッチしている。こうやって定期的に髪型を思いっきり変えれるのすごい。


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この「トブヨウニ」と「CALL ME」2作品は同一人物(竹内スグル氏)の作品。なるほどな。

 

本作のレビューを読むとDisc2のドキュメントが良いみたいだな。これも時間あったら観たい。Disc3枚はボリュームあるね。