いそいそと1人部活

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【診断士】口述試験の準備でやって良かったこと

こんにちは。

昨日、無事に口述試験を終えました。受験された皆さん、お疲れ様でした!

 

(口述試験における課題はこちら)

hitoribukatsu.hatenablog.com

 

口述試験の準備において、やって良かったことをまとめておきます。

 

 

【5位】体調管理をする

令和2年度だけであってほしいですが、今年度はコロナ禍の影響で検温をパスしないと試験を受けられないという制約がありました。

なので、準備期間に一番重要な課題として挙げたのが体調管理です。この対応策としては、健康的な生活を心掛けることはもちろん、早めに異常を感知すべく1週間前から朝と夜に体温を測っていました。金曜日と土曜日の夜に、熱が37度付近になったためドキドキしましたが、朝になると毎度36.5度の平熱に戻ったので良かったです。この微妙な体温変化に気付けなくて、本番に臨んでしまったらちょっと危なかったなと思います。

 

 

【4位】想定問題集の入手、読み込み

私は、大原(無料)、TAC(無料)、LEC(1100円)、から想定問題集をGETして勉強に活用させていただきました。

 

大原

やさしめの質問で解説もやさしめ。さらりと一通り網羅しているので、導入として良い教材と思います。 

 

TAC

一方でTACは難しすぎです。解説が物足りなく感じますし、予想問題の半分はニッチなところを突いている印象です。「こんな難しいの出る~!?」と、見取り図の森山さんばりに突っ込みたくなります。もっと基本的なところから知識を補充すべきかなと思いますので、口述対策の軸をこれにするのはリスクが高いと思います。使うとしたら、「本番で良く知らないことを聞かれても、何かしら捻りだせるか」の練習用ですかね。

 

LEC

LECの採点サービス(有料版)は今一つでしたが、想定問題集の有料版(1100円)は質・量ともに優れていると思います。LECの解答の方向性はスタンダードなものになっていると思うので、割とどの方でもその記載内容が受け入れやすいのではないかと思います。
実際の私の口述試験では、4つの質問のうち3つが、このLECの想定問題に記載されているものと類似のものが聞かれました。おかげさまで慌てることなく、答えられたと思います。助かりました。

 

 

【3位】与件文を読み上げ録音して聞く

このメリットは、①通勤中等のすきま時間に聞ける教材として準備できる、②ゆっくり本文を読むことで与件文の細かい内容まで確認できる、③本番を想定した声出しの練習と自分の発声がフィードバックできる、ことが挙げられます。一石三鳥。

その他、EBAが作成してくれたストーリーも録音して何度も聞き返しました。事例を解いた人なら単純に楽しめる内容になっているので、オススメのコンテンツです。

www.ebatokyo.com

 

 

【2位】自分の話している姿を録画する

外部セミナーに申し込まなかったため、自分を客観的に見るために、自分の話しているところを録画しました。撮ったものを見返すと、意外と早口だったり、ヘラヘラしてたり、目線が泳いでいたり、姿勢が悪かったり等、思い描いていた自分像とのあまりの違いに驚愕します。笑

 

この録画体験は個人的に面白い経験でした。ただ、口述試験は就職面接でもなく、わずか10分程度なので、そこまで印象は関係ないかなという気もしました。

 

 

【1位】受験の申し込みをいち早くする

圧倒的1位…‼︎

私は朝の10時24分スタートの3番目でした。面接していただいた2名の試験官の方々の表情からは、まるで我が子を見守るような優しさを感じ取ることができました。追撃質問もなく、体感では5〜6分で終わった印象です。すごく清々しい気分で会場を出ました。

 

その後、受験者の方々と意見交換をしましたが、午後の特に遅い時間の方々の質問内容は非常に厳しいものだと感じました。ただでさえ難しい質問内容なのに、時間いっぱいまで「他には?」「もっとあるでしょ?」「違うんだよなぁ…」のようなやり取りがあったと聞きます。また、試験官の方々の表情が重く、姿勢も崩されていた、という声も聞きました。時間が経つごとに圧迫面接のようになっていくような印象を受けました。笑

 

(※もちろん、試験官の差もあると思いますし、話を聞けた10数名の意見を集めたものなので、全てのケースに当てはまるわけではないです。午前中でも圧をかけられた方はいました。)

 

ただ、人間として疲れや飽きが発生するから仕方がないのかなと思います。なので我々受験生は、なるべく早く二次試験の受験申し込みをして、なるべく早い口述試験の時間帯を確保することが望まれます。

 

 

番外編 口述試験対策セミナー

各受験予備校で開催されています口述試験の対策セミナーは、時間の確保が難しいかと思って、申し込みませんでした。実際にセミナーを受けた方々の意見を聞くと、本番よりも厳し目で緊張感がありそうな印象です。良い予行演習になるんだなと改めて思いました。また、口述試験以外の内容(今後の活動のアドバイス等)もいただける事もあるようで、そういった部分にも大きな価値があると思いました。

 

 

おまけ 当日の質疑応答

こんな感じの質疑応答でした。※下記の解答はその場で捻りだしたものなので、必ずしも正しいということではありません。

 

事例1「同族経営によるデメリット」

役員の選抜が固定的で、従業員のモチベーションが上がりにくい。
後継者が血縁で選ばれてしまい、適切な経営者が選ばれない。
評価に対する不透明性が発生する可能性がある。

 

事例1「A社の離職率が低い理由」

A社は昔ながらの年功序列型の賃金制度を採用しているが、一方で優秀な人材を抜擢している。具体的にはシステム化を進めた女性社員や、社長の片腕となっている執行役員が、同族ではないが活躍している。そういったことでモチベーションや意欲を維持していると考えられる。休憩所を整備しているので、従業員に気を使っている姿勢が伺える。

 

事例2「B社が今度とりうる自社製品のブランディング戦略」

X島という自然豊かな島の中で企業活動をしているので、地域ブランドを活用したブランド戦略が考えられる。例えば、自社ブランド製品のパッケージをX島の自然を模したパッケージ変更する。他には、強みである高品質で無農薬で安全なハーブの品質を訴求する、そういったブランド戦略が考えられる。

 

事例2「Z社に取引が依存していることの留意点」

一般的には、一社依存だとその会社からの意向を大きく受ける。具体的に言うと、価格の決定や広告の方法等のイニシアチブを取られやすいということが挙げられる。対策とすると、取引先を分散させる、顧客の業態を幅広く持つ、Z社のような大手ヘルスケアメーカーだけでなく、中小のヘルスケアメーカーであったり食品加工メーカーであったり、広く顧客を獲得し、リスクを分散させる。

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受験生・面接官の皆さん、お疲れさまでした!