『the motion picture TOUR2009 宇宙一周旅行』のDisc 1
2009年7月12日
国立代々木競技場第一体育館でのライブ
「ノーパン」が一曲目。なるほどな。これですでにやられた感ある。脱力した入りで、観ている人達のライブへの期待や渇望を一旦受け流し、後半の盛り上がりにうまく繋げている。会場が一気に温まった感じだ。続くアップテンポの「フロリダ」も良い。アルバムのリリースツアーでちゃんとアルバム曲でライブの口火を切ってくれるのは嬉しいよね。
本ライブ全体的に『VOLT』の曲が良い。初めてライブ映像を観るから新鮮というのもあると思うけど、全体的にアレンジがシンプルな分、歌が聴き手に届きやすい気がする。中でも「ウォーキングマン」は抜群。すでに仕上がっている。吉井和哉のブルースギターも聞けるし、ブルースボーカルでも良いアクが出てる。アウトロのギターソロバトルも熱い。「ウォーキングマン」というフォーマットを通して演者の表現力が煮え立っている。
バンドアレンジされた「恋の花」も面白い。まさしく花開いた感じ。
ラストはバンド演奏での「JAM」。2006年のときの披露では吉井和哉自身がJAMを歌いたくて歌った、と感じて胸アツだったけど、今回のは大勢のお客さんへのプレゼント的な印象だったな。
