経営戦略の第一人者、楠木建さんがマイブームで、YouTubeでたくさん動画みました。その個人的なまとめとして記事を書きます。
この動画の見どころは、ホンダが今一つな理由について語る部分です。経営戦略の基本に触れられる良い事例だと思います。
【メルカリ・ホンダ…日本を代表する企業を“経営学”のトップ3が独自の理論で解決策を大提言!|FACT LOGICAL Season2】
ホンダが今一つな理由
・前提として、ビジネスでは一つの業界に複数の勝者が同時に存在しうる。UNIQLO、ZARA、どちらも今のところ勝者。どこが勝つかという議論は間違っている。
・ホンダがピリッとしないのは、他の会社とどこが違うのかが見えにくくなっているから。違いを生み出すために大事なことは、何をしないかを決めることである。
・本田宗一郎の逸話がある。トヨタが出した車にどう対抗するか、を社内で議論していた。それを横で聞いていた本田宗一郎が「それ、トヨタにやってもらった方がいいんじゃないの」と言ったという。ホンダは、ホンダ独自の車、これがホンダという車を出せば良い。それ以外はテスラがやればいい、トヨタがやればいい、と考える。
・資源制約の少ない企業(この場合、トヨタ)はすべて思いっきりやれば良いが、ホンダは中途半端。中途半端だから資源制約が戦略を考える上でちょうど良い縛りになる。
関連記事