こんにちは。
先日、RADIOHEAD『KID A MNESIA』買いました。
外観
感想、というか思い出
日本盤のボーナストラック以外はYouTube Musicでも聴けるので、コレクターアイテムですね。この2枚のアルバムに、どんな歴史的意義があったかとか、どんなに素晴らしい曲が入ってるかといった事は、今更書く必要もないでしょう。
久しぶりにCDプレイヤーにCDをセットして、ちゃんとしたオーディオ環境で聞きました。聞き馴染んだ「Everything in Its Right Place」の名イントロが流れます。盤はUHQCD(Ultimate High Quality CD)というものらしいですが、これはリマスターはされているのかな?調べてもよく分かりませんでした。ただ、今まで聴いてきたものより、有機的な躍動感を感じるような気がします。
私が『KID A』『AMNESIAC』の世界に最初に触れたのは、友達から借りたライブ映像のビデオでした。たしか下のYoutube(2001 Paris)のもの。『The Bends』や『OK Compute』のようなギターロックが好きだった自分には、この世界観は受け入れられなかったです。軽音部の先輩が『KID A』を「最高傑作」と言っているのを「分かった気になってるだけだろ…」思っていた側の人間です。笑
当時はこのカッコ良さが分かりませんでした。
以下、さらに思い出。
大学浪人が決まってヘッドホンで三日三晩「Idioteque」聴きまくったという友人の話を聞き、こやつは狂ってるなと思ったこと。
2016年のサマーソニック東京。SUEDEを最後まで見終えた後、Redioheadが出ているマリンスタジアムに向かいました。着くとちょうど「The National Anthem」が始まったところで、その瞬間、その音圧とヴィジュアルに圧倒されました。Radioheadがこんな素晴らしいライブバンドだとは知らなかったのです。続く「Lotus Flower」も息を飲む演奏で呆然としてしまいました。これはもっと早く移動すべきだったな、、とちょっと後悔したことを思い出します。
ある日、『KID A』にもギターロックで聞きやすい「Optimistic」という良曲があるんだ!と気づきました。歌詞も“You can try the best you can. The best you can is good enough. ”と、ポジティブメッセージでなんか良いな、と思ったのも束の間でした。この曲のメッセージが、世界を席巻する多国籍企業が弱者から搾取していることへの批判や、強者からの恩恵を何食わぬ顔で受け取っている私のような楽観主義者に対する批判、だと知って、さすがRediohead様や…と驚愕したことなんかを思い出しました。